世界中で君をスターだと思いたい

素直に笑う瞬間迎えたい。月並みの愛で離さない。

私の1番のあなたへ

去年の今日、ステージの真ん中で体育座りをして泣いてる丸山隆平くんを見た時、オタクのどんな言葉よりずっと、ずっと、きっとしらず知らずのうちに焦がれていた言葉を貰ったんだろうなと思いました。

太陽みたいに明るいムードメーカーのまるちゃん。元気印のお調子者。どんな時だって、そういう自分であろうとしてくれたのを知ってます。

丸山隆平くんが皆が笑うまでステージを端から端まで駆け回っておどけて見せてくれたこと、私は多分ずっと忘れないし、あの時の丸山隆平くんのことをずっとずっと誰よりもかっこいい世界一のアイドルだと思ってます。

人生って辛いことの方が多くて、報われないことの方が多くて、頑張ったら頑張った分だけきちんと形になることの方が少ないことを知ってる丸山隆平くんが私は好きです。

自信を持って、胸を張って、堂々と歩くことが凄く難しいことだって知ってる丸山隆平くんが私は大好きです。

関ジャニ∞でいたいから頑張ったこと。関ジャニ∞でいたいからこそしんどかった日。きっといっぱいあるんだろうな。

明るいまるちゃん。ムードメーカーのお調子者。そういう顔で隠した泣きそうな日が沢山あったんだろうなって、それでも頑張って笑ってくれた日が沢山あったんだろうなって思います。

それでも関ジャニ∞丸山隆平でいたいから、元気印のまるちゃんでいたいから、笑っていたんだろうなって思ったこと、本当は少なくなかったです。

だから丸山隆平くんが泣いちゃった去年の今日。

私は本当に丸山隆平くんが本当はずっと欲しかった1番の言葉を貰う姿を見た日、笑いながら泣いてる嬉しそうな顔を見た日、本当に笑っちゃうくらい敵わないなって思いました。

丸ちゃんがメンバーで良かった。

オタクが言うよりずっと、ずっと何百倍も重たくて温かくて切実で丸山隆平くんに必要な言葉だった気がします。

関ジャニ∞という居場所でほっとしたように笑う丸山隆平くんのことを一生見ていたいな。

地獄みたいな毎日に咲いた1輪の花みたいな私のアイドル、丸山隆平くん。

この世が地獄みたいだってことを知っているアイドルの丸山隆平くん。

元気があってもできないことがあるのを知ってる丸山隆平くん。

生きることがちゃんと切実に世知辛く、しんどいことを知りながら、太陽みたいに笑って見せてくれる丸山隆平くんがいることでどれだけ救われるのか言葉にすることも出来ない不甲斐ないオタクだけど、あの日、ステージの真ん中で体育座りで泣いていた幸せそうな丸山隆平くんを一生忘れないでしょう。

世界で1番幸せになって欲しい。

世界で1番報われて欲しい。

世界で1番安心して笑って欲しい。

身勝手に毎日祈りながら、つやつやのほっぺを見つめています。

お寿司を詰め込んだほっぺも結構な頻度で思い出したりしています。

この世に沢山いるアイドルの中で私は結局絶対に誰かを1番に選ばなきゃいけないなら丸山隆平くんを選ぶんだと思います。

地獄に咲いた花みたいな、そんな私のスーパーアイドルの丸山隆平くん。

貴方が貴方の愛する関ジャニ∞で末永く居られますように。

貴方が貴方の愛する関ジャニ∞の皆から末永く愛され続けますように。

私の1番のアイドル丸山隆平くん、貴方が今日も明日も健やかに幸せに関ジャニ∞で良かったと思えてますように。

お誕生日おめでとうございます。

貴方が愛するメンバーと過ごせる沢山の楽しい日々が待ってることを祈って。

そして貴方によく似た貴方じゃない素晴らしい役に沢山出会えることも祈っています。

笑っていないと泣いてしまうあの人みたいな、もう疲れ果てて笑い転げてしまうあの人みたいな、素晴らしい役に39歳も出会えますように。

本当に飽きることの無いその笑顔を今年も沢山沢山見られますように。

世界で1番の私のアイドル、丸山隆平くん。

本当にお誕生日おめでとう。

無病息災!刮目してます!

丸山隆平くんのオタクで本当に良かった。

 

大好きなアイドルのあなたへ

 

こんな地獄みたいな世界で清く正しくアイドルをしている丸山隆平くんがいるから私は今日もちゃんと正しく生きています。

働くようになって、毎日毎日報われないなあと思う毎日の中で、本当にしょうもないつまらない毎日の中で、つやつやのほっぺでニコニコ笑ってる丸山隆平くんを見ると生きていてよかったなって本当に思うのです。

こんなしがない、なんの足しにもならない、ダメ人間でも働いていると他人のために消耗していくのに疲れたと思うことが多々あって、ヘラヘラしながら本当にやってられないなって思うことばっかりで、それでも生きるために、社会生活を送る人間だから働かなきゃいけなくて。

嫌なことばっかり。つまらなくて、ちっぽけで、なんにも出来ないダメな自分に毎日うんざりして、頑張れない自分にうんざりして、疲れたなと思うことが年々増えている気がします。

学生時代程、色々なことへのガッツや執着が無くなって、それが寂しくてつまらなくて。

大人になるって本当につまらないなって思うことも増えました。

でも、不意に流れる音楽に、つけたテレビの中に、通りすがりに見掛けた雑誌に、丸山隆平くんが居るだけでちゃんと嬉しくて、ワクワクして、私は耳を傾けるし、ザッピングをやめるし、本屋に足を運ぶのです。

単調な毎日に、つまらなくなっていく毎日に、丸山隆平くんの太陽みたいな笑顔がある。

それを見る度に足を止めて、煩雑な時間の中で私は私の為に何かを手に取るのです。

ちゃんとアイドルを全うする丸山隆平くんが大好きで、ちゃんとアイドルを全うする為にちゃんと人間らしくすり減る丸山隆平くんが大好きで、すり減って落ち込んだり苛立ったりしても選んだ道を捨てないで嫌いになれないで、辛くて寂しい時だっておどけて笑う丸山隆平くんが大好き。

愛される努力をして、愛される努力にちゃんと疲れて、それでもちゃんと頑張れる丸山隆平くんを見ていると私は凄く救われた気持ちになるのです。

顔も見えない、気分で現れたり去ったりする有象無象の他人のために、どれだけしんどい思いをしながら笑っていてくれるんだろう。一方的な熱狂と一方的なさよならを数え切れないほど浴びて、それでも笑っていてくれる。きっと名前を知ることも無い、集団としての存在に振り回されながら、愛されようとしてくれる丸山隆平くんが私はどうしようもなく危うくて、どうしようもなく寛大で、どうしようもなく愛に貪欲で大好きです。

まるで私にだって愛されたいんだというように、いつだって笑って、ありえないくらい可愛くてかっこいい丸山隆平くんに私は何回も何回も救われて、支えられて、照らされる。

光だなんてあやふやで、一方的で、与えるばかりの形容詞があまりにもよく似合う丸山隆平くんが私は本当に寂しくて強くて弱くてかっこよくて目が離せないのです。

世界に愛されるためにすり減りながら、世界に愛されて満たされたように笑う丸山隆平くんはお月様のようにいつ見ても違う顔を見せてくれる。

自信なさげにはにかむ顔も、意気揚々と胸を張る姿も、安心したみたいな柔らかい笑顔も、全部知ってて全部知らない。こんな地獄みたいな世界でも色々な顔をする貴方を見ていたくて生きていたいと思うのです。

人生は辛くて理不尽でしんどくて上手くいかないことばかりで、それでも不器用に必死に夢に引きずり回されても夢をあきらめないでいてくれる泥臭い丸山隆平くんが大好きです。

失敗に傷付いて、上手くいかないことに苦しんで、悲しい時には上手に泣けなくて、嬉しい時に泣いてしまうへんてこで当たり前で不思議でありふれた丸山隆平くんが私は本当に大好きなのです。

大好きなところばかりで笑えるくらい、大好きなのです。

高らかに、伸びやかに響く丸山隆平くんの声が私の世界に初めて聞こえた日からきっと私は丸山隆平くんに救われてばかり。

丸山隆平くんに出会った日から私の地獄に花が咲き、苦しい夜にも光が見えるのです。

丸山隆平くんのファンでよかった。

きっと愛される努力をし続けて、関ジャニでいる努力をし続けて、今日この日まで生きる丸山隆平くんに私が直にこの言葉をかけられる日は一生来ません。

丸山隆平くんは私という人間を認識する日はきっと一生来ません。

それでも私は丸山隆平くんが愛されたいと努力する姿を愛しているし、丸山隆平くんのファンでよかったと毎日毎日思います。

丸山隆平くんが顔も見えない他人のために、すり減りながら、愛されるために、命をかけてアイドルをしてくれている世界に生きていられて良かった。

私は一生認識されない他人のままで、有象無象のその一端で構わないから、丸山隆平くんに救われながら愛しながら祈り続けたいです。

願わくば長く、出来る限り長く、丸山隆平くんのつやつやのほっぺを見ていたい。

不安と苦悩を飲み込んで太陽みたいに輝く可愛い笑顔を見ていたい。

そして、出来るだけ健康に心身共に健やかに過ごして欲しい。

勝手に救われて、勝手に愛して、勝手に祈る私の事なんて一生知らないまま。

どうか丸山隆平くんが生きていて良かったと笑っていられる人生を謳歌して欲しいです。

願わくばそれが関ジャニと共にあることであればいいな。

オタクの身勝手な願いを浴びながら、きっと今日も丸山隆平くんは光り輝く眩しい笑顔を見せてくれるのでしょう。

丸山隆平くん、お誕生日おめでとうございます。

どうかずっと一緒にこの地獄みたいな人生を謳歌していけますように。

私の灯したペンライトの小さなオレンジ色の光が貴方のアイドル人生を微かにでも照らせますように。

私のちっぽけな愛が貴方が寂しい夜にほんの少しでも届きますように。

そして、この気持ち悪いラブレターが貴方に一生届きませんように。

 

一番星のあなたへ

 

オレンジ色を見る度に、丸山隆平くんの顔が頭の中に浮かぶから私はいつも丸山隆平くんのことが好きなんだなあって思う。

丸山隆平くんを好きになるまで私の世界のオレンジ色はこの世にありふれた色だった。

 

身の回りにオレンジ色が増える度、つまらなくて忙しくて辛いことも多い毎日に小さな彩りと共に丸山隆平くんの笑顔を思い出すことが増えた。

私が丸山隆平くんを好きになったのは丁度学校の実習が忙しくなり始める頃で、毎日不安でしんどくて早く辞めたいなと思っていた気がする。何かに追い立てられるような、寄る辺が無いような、漠然とした不安の中で見つけた一番星。それが私にとっての丸山隆平くん。ずっと出会ってから、そうだった。

 

「アイドルってどんなもの?」

そう聞かれて、なんて答えるかは千差万別。みんなの中にみんなのアイドルがいると思う。

でも、少なくとも、私の考えていたアイドルのド真ん中に丸山隆平くんはいつも変わらず立っている。朗らかで、可愛くて、健気で、元気で、人を笑顔にするために生きてるみたいな人。そんな丸山隆平くんが大好きで、そうあることをちゃんと意識しているところが大好き。

辛くて、苦しい毎日に光をくれるアイドル、丸山隆平くんが私の世界の一番星。

 

そういう風に思いながら応援してきて、変わりゆくグループを見ることも体験した。

正直、複雑な気持ちで、好きになった時とは変わっていくグループを見ていたり、それを支えていかなければいけない丸山隆平くんやほかのメンバーを見ているのがいたたまれないような、寂しいような気持ちになることも多かった。大好きな一番星。誰よりも光り輝いて、どこにいたってよく見える眩しい笑顔はずっとずっと完璧だった。勝手にその変わらない笑顔の裏で摩耗していないかが不安になって、怖くなっていったのは私のエゴなのに気付いたのはつい最近。

 

星は燃えながら輝く。いつか燃え尽きて、知らぬ間に朽ち果てても光だけが長い長い距離の分、遅れて私達に届く。だから、いつの間にか燃え尽きてしまわないか、知らないうちにいなくなってしまわないかどんどん怖くなっていく気がした。

朗らかで、明るくて、可愛い、みんなの真ん中で笑ってる丸山隆平くんが命や夢や自分自身の心を燃やしてアイドルをしているんじゃないかと思うとどうしても不安になっていっていた。会えない現状が余計にそうさせたのかも知れない。

 

ありがたいことに私は丸山隆平くんを好きになってから毎年コンサートや舞台に行かせていただけていて、生身の丸山隆平くんを何度か見た事がある。

特に泥棒役者の舞台の時に鮮烈に感じた「楽しそう」な姿。一生懸命で、必死で、でも堂々として、自分が今この場所の主役だと世界中に訴えるように輝く瞳。私はあの瞳を見た時、泣いてしまいそうだった。大好きな人が、大好きなことを一生懸命にやっている。それを私も望んでいて、それを見させてもらえて、こんなに幸せばっかりな世界あるんだなあって思った。

だから、5人のコンサートをみられたら、私の中の不安とかそういうモヤモヤは無くなるんだって思っていて、それまでは漠然とした不安と複雑な気持ちと付き合いながら丸山隆平くんのことを見ていくんだと思っていた。

そのチャンスが無くなって、途方に暮れたり、舞台が決まって喜んで、また無くなったり。

誰にもどうにも出来ないのはわかっているし、今は皆が苦しいのはわかっているけど、どうしても私は丸山隆平くんのことが一番好きだから、丸山隆平くんの心が翳るのが怖かった。

明るさと同じくらい繊細な心がひしゃげてしまわないかいつも不安になる。

 

ニコニコと笑ってくれる度、どこかで泣いていないかばかり心配になって。

みんなのムードメーカーで、いじりやすくて話しやすいまるちゃん。

そういう立場を愛しているのは知ってるけど、今までとは何もかも違って来た最近のことを思うと私は勝手に悩んでしまったり。

 

でも、丸山隆平くんは変わらない笑顔でいつもそこにいる。

いつも変わらずみんなのまるちゃんで、ちょっと気難しい丸山隆平くんで、変わらない。

私が勝手に右往左往して、勝手に離れたり近づいたりして、そんな日々の中でも丸山隆平くんは相変わらずずっと明るくて可愛い笑顔のまま。

 

毎日お昼には丸山隆平くんの言葉を読んで、笑ったり、首を傾げたり、ちょっと寂しくなったり、ほっこりしたり。

変わらずに優しくて、可愛くて、ちょっと不安定で。

私の大好きなアイドルで、私の大好きなちょっと偏屈な男の人で、私の大好きな繊細なひとりの人間で。

 

私の毎日には丸山隆平くんが変わらずにニコニコしながら存在している。

オレンジ色を見る度に、丸山隆平くんを思い出す。甘くて可愛いケーキやお菓子を見る度に、ふわふわで可愛いキャラクターを見る度に、毎日お昼になる度に、私は丸山隆平くんのことを思う。

 

捏ねくり回して考えて、勝手に悩んだり悲しんだり、苦しくなって1歩離れてみたり、そんなことしてたって結局毎日思い出して、結局毎日元気を貰う。

見てると笑顔になって、甘い歌声は世界一大好きで、照れたような笑顔を見るのがたまらなく大好きで。私は結局、ずっと変わらず丸山隆平くんのことを好きでいる。

 

それで良いんだろうなと、最近思う。

足掻いても、もがいても、丸山隆平くんは輝く一番星のまま、私の世界に光をくれる。

何を燃やしているのか、いつまで燃えているのか、どれくらい遠いのか、私は何も知らないけれど、何も知らないから丸山隆平くんのことが大好きでたまらない。

 

こんなに眩しくて温かいのに、手を伸ばしても一生なにひとつ丸山隆平くんのことなんか私は理解出来やしない。

ただただ眩しい笑顔が、優しくて甘い歌声が、私の心を満たしてくれるだけ。

わかることは私の知らない毎分、毎秒、丸山隆平くんがアイドルでいるという選択をし続けてくれているってことだけ。

 

それはロマンチックで謎めいて、幸せな話なんじゃないだろうか。

丸山隆平くんが宇宙に想像とロマンを委ねるならば、私は丸山隆平くんに委ねたい。

いつの日か、願わくば出来るだけ遠い遠い未来、出来れば来ないで欲しいけど、いつかなんらかのかたちで来るさよならが来た時にこの日々の幸せとロマンの後味だけを胸に抱いていたい。

そのためにも今は丸山隆平くんがアイドルをしてくれている幸せとロマンをめいいっぱい味わおうと思う。

そして同じくらい丸山隆平くんがアイドルをやる幸せとロマンをめいいっぱい味わっていて欲しい。

 

『あのオレンジのヒカリが潰えるまで僕と競走してみようか?』

 

そう綴った丸山隆平くんのことが私はたまらなく大好きだから、眩く輝くオレンジ色の光を道標にこれからも遠くて近いこの場所で丸山隆平くんを応援していたい。

 

37歳の丸山隆平くんも大好きです。

光り輝く無数の光を選び取る自由と楽しみが丸山隆平くんの世界にありますように。

健康と幸福が丸山隆平くんの傍にいつだってあることを祈って。

 

私の一番星。私のスーパースター。

私の大好きなアイドル、丸山隆平くん。

お誕生日おめでとう。

これはラブレターです

私は昔から不思議なものや、真相が分からないものが大好きだった。

例えば世にも奇妙な物語みたいな話とか、宇宙人とか、未確認生物とか。

「わからない」ことに強く惹かれる。

解き明かせないものや、答えのない問答みたいなのが好きなちょっと理屈っぽいタイプである自覚がある。

 

わからないというのは無限の「IF」を孕んでいる。

良いことも悪いこともあるが、それを一生知ることが出来ないというのは永久に興味をひかれ続けるということ。

私はミステリアスな人がとても好きで、アンビバレンスな人はもっと好きだ。

 

人間はお互いを本当の意味で理解することも共感することも無いというのが私の主義なのだけど、アイドルを好きになってより一層そう思う。

 

私の人生初のアイドルは丸山隆平くんだった。

 

笑った顔が可愛くて、穏やかで優しくて、Noと言えずに美味しいんだがしんどいんだかよく分からないポジションにいる彼に強く惹かれた。

彼は正しく「わからない」人だったから。

正直丸山隆平くんは笑わない方がカッコイイと思う。これは個人の嗜好だけれど、私は彼の涼しくて冷たい印象の目が凄く好きだ。ヘラヘラしてる印象が強いけどとても精悍な顔をしている。

それなのにヘラヘラ笑っているところが好き。

優しくて穏やかに振る舞うくせに嫌味っぽいところがあって善良になりきれない所も好き。ただただ善良な人間なんかいないし毒気の無い人間はどこか面白みに欠けると私は思っているから、彼の垣間見せる苦いキャラクターを見るとてもウキウキする。

ムードメーカーのくせに落ち込みやすいし緊張しいなところも好き。一生懸命な姿はいつだって愛おしい。

 

でも1つ打ち明けばなしをするのなら、私はムードメーカーなんて、貧乏くじだとずーっと思っていた。

面白いか面白くないか、そんなの周りの機嫌次第。

どんなことをしたって受け手のリアクションで善し悪しが決まるその役割はみんな口では大事というくせに自分の推しが押し付けられたら怒るくせに、なんてひねくれた気持ちが少なからずあった。

容姿を下げられたり、趣味嗜好をからかわれたり、言動の揚げ足をとられたり、最初の私はずーっとなんだか苦い気持ちで見ていた。

だって私は丸山隆平くんが大好きだし、カッコイイと思っているし、サブカルチャーを愛するところは凄く親近感を感じていたし、彼の言葉の言い回しやまろやかな語感が大好きだったから。グループ内外でそういう扱いをされると嫌な気持ちの頃があった。

 

でも丸山隆平くんはやっぱりヘラヘラしている。

変な生き物だと思った。

私は変な生き物が大好きだった。

誰も知らない、誰も共感出来ない、誰にも何も教えてくれない、自分の世界を強く持つ人だと思った。

 

丸山隆平くんには丸山隆平くんの美学がある。

多分、これは私の憶測だけど彼には笑って欲しい人がいるんだと思う。

メンバーや、ファンや、いっそのこともはやファン以外にすら彼は笑って欲しいのだと思う。

 

彼はとても自己肯定感が低いし、人と自分を比べるし、実際は凄く傷つきやすい面があるんじゃないかなとふんでいる。

そんな彼が、アイドルとして、「関西色」を売りにしたアイドルとして駆け出した時に見つけた宝石みたいなプライドが「笑わせること」だったんじゃないかな、なんて思った。

 

笑ってもらって、存在意義とか自分のポジションとかを見つけたのだと思う。

だから彼はムードメーカーに徹するのだ。

公の場で彼は泣かないし、吐露しない。

大事な話ではとても毅然としているし、あわてんぼうの一面すらなりを潜めて彼の言葉を一生懸命紡いでいく。

 

丸山隆平くんは泣かなかった。

凄く辛い別れだっただろう。

酷く不安な流れだっただろう。

 

でも彼はファンとメンバーのムードメーカーだった。

広いドームで彼は訳の分からないことを沢山した。

MCのほとんどがそんな訳の分からないことに費やされて、彼はせっせとおどけていた。

 

好きだなあと思ったし、重たい役割だなあと思った。

ムードメーカーは泣かない。

丸山隆平くんはとてもナイーブな人だと、そう思っていた分、私は彼の淡々とした気丈さに胸をうたれた。

 

カッコイイんだ、本当に。

変な生き物だ。

弱くて強くて脆くて毅然として柔らかくて頑なで、孤独で、仲間がいて、泣き虫で、泣かない。

変な生き物だ。凄く変な生き物だと思った。

 

訳が分からない。

好きになればなるほど訳が分からなすぎて大好きになる。

 

私は丸山隆平くんのことを飽きるほど考える。

考えても考えても彼にたどり着かない。

ヘラヘラ笑って、彼はいつものらりくらりと先に行く。

 

私が思うほどムードメーカーは貧乏くじじゃないのかもしれない。

彼はムードメーカーという役割を死ぬほど愛しているように見えたし、彼をムードメーカーに置いているグループを、関ジャニをこの世の何より愛しているように見えた。

 

私は丸山隆平くんのちょっぴりミステリアスで意味深な眼差しが好きだ。

真意の読めない、ふざけた態度が好きだ。

笑って、愛おしそうに仲間を見る大人の顔が好きだ。

ベースを愛して没頭する凝り性なところも、サブカルチャーを愛するちょっぴりダークな世界観も好きだ。

 

健やかに生きて、楽しく生きて、一生私に何もわからせないでいて欲しい。

毎日毎日移り変わる世界にも、心にも、自由であって欲しい。

美味しいものを食べ、適度に酔い、生きる喜びを謳歌して欲しい。

愛すべき仲間と愛すべき音楽を心ゆくまで楽しんで欲しい。

 

わからない丸山隆平くんが好きだ。

これからもずーっとわからないから丸山隆平くんのことが好きだ。

多面的な丸山隆平くんのどの一面も見逃したくない。

 

そして私は一生丸山隆平くんを理解しないまま愛していたい。

永久に解き明かせない丸山隆平くんを見ていたい。

時折、丸山隆平くんが愛するメンバーたちから貰えるヒントを積み重ねてみたりしながら、私はずーっと丸山隆平くんを考えていたい。

 

お誕生日おめでとう、最愛のアイドル丸山隆平くん。

辛いことばかりのこの世に生まれてきてくれてありがとう。

笑えないことばかりの人生で、笑っていてくれてありがとう。

アイドルという修羅道をその足で1歩ずつ歩いてくれてありがとう。


私の眠れない夜は永久にあなたのものだから、どうか健やかに永久に私の頭を悩ませてください。

小銭臭い愛の話

好きなだけじゃあどうにもならない。

応援してるだけじゃあ何も変えられない。

見ているだけじゃ9割のことは知れないし、言葉の真意も宛先もきっと100%は理解出来ない。


身体も心も果たして本当に元気?

お休みの日が多いみたいだけどお仕事はどう?

髪型が変わったの嬉しいな、なんのため?


一生面と向かって話す日は来ない。

でも今日も明日も毎日毎日思ってる。

1日の何パーセント君のことを考えているだろう。


アイドルを好きになるのって、ドラマチックでハッピーでそのくせビックリするほど生活感に染まりきったありふれた習慣になっていく。


この曜日のこの時間はテレビ、ラジオ。

この日は雑誌にCD。

当たり前のつまらない、くたびれ果てた毎日に1箇所だけ光るキラキラのシールみたいなときめきがある。


当たり前になっていく好きが毎日に彩りを加えて、変哲も無い日々に煌めきを与えてくれる。


一生話すことも無い。

一生目に映らないし、名前だって呼ばれない。

私が居たって居なくたって彼の人生は変わらないし、彼の人生のターニングポイントに私はなんの決定権もない。

決まったそれを、ぽん、と投げ渡されて持て余して取り零して泣いて笑って一生懸命探して行く。


好きな人の大事なものが形を変える時。

好きな人の大事な人が身体を壊していた時。

好きな人の大事なものがまた、大きく形を変えた時。

好きな人が何を思ったのか、私はきっと死ぬまで、死んでも、全部は知れない。


私の好きな人はきっと気持ちの全部を語らない。

だから笑顔と一緒に投げられた曖昧であやふやなニュアンスを必死に読み解こうとして躍起になって、でも私は他人だから全部はわからない。


愛してるだけじゃ何にもなれない。

愛してるからって守れないし、愛してるからって望みを叶えてあげることも出来ない。


無力感でいっぱいで、泣きながら見つめた画面の先でも彼はキラキラと笑ってる。


悲しくてもムカついても苦しくても彼はきっと気持ちの全部を語らないまま、ちゃんと彼の決めたアイドルをする。


私が大好きな、日々の煌めきのまま。

彼は笑ってる。私が大好きな笑顔のまま。


愛は無力で、愛は苦くて、愛はしょっぱい。

好きな人を幸せに出来ないのに、浴びるように私は幸せで。

買ったCD、買った雑誌、買ったDVD、それが彼に繋がればいいな。

血と成り肉と成り、なんてわがままは言わないから、彼が気まぐれに買ったジュース1本の100円玉が私の苦い愛の結果だといいな。


可愛いあの子も泣いていないと良いな。

可愛くって応援したいと思った。

ずっと立ち続けた舞台に立てないのはどんな気持ちだろう。


お金が全てじゃないけれど、お金でどうにかできる愛があるなら、お金でどうにかできる笑顔があるなら、私はお金を使うんだろうな。


愛してるけどどうにも出来ないことを痛いくらいに知ったから、どうにかできることがあるなら死ぬ気でどうにかしてあげたいと思うのだ。


CDを買ったって、Twitterで呟いたって繋ぎ止められないものを知っている。

それで泣いてる大好きな人を見た事がある。

愛は無力でオタクは他人で世界はシビアで人間は自由だって痛感した夜がある。


だから、もう、後悔したくないなと思う。


お金の金属臭い愛は綺麗じゃないだろうか。

億万長者じゃないからビックリするほどは使ってあげられないだろうけど、毎日働いて、揺れるビルの灯りに疲れた目を閉じたくなる夜の分、彼らから見たら笑っちゃうような端金かもしれない。

小銭臭い、しょうもないお金かもしれない。

愛を語るには所帯染みた貧乏臭いはなしだけど、1枚のCDが回り回っていつか彼らの笑顔になればいいなと思う。


出会ったばかりだけど、私は笑ってるあの子が好きだし華奢な背中で背負ったプレッシャーを美しいと思った。


愛は残酷で身勝手で必死だ。

何者にもなれないオタクはみっともなく足掻いて、血反吐を吐いて、這いずり回ってスポットライトを浴びて笑う彼やあの子が大好き。

ドラマチックな世界なんか知らない、生ぬるい世界をふわふわ生きてる私は、苛烈で眩い人生を必死に必死に駆けていく彼やあの子を見ていると涙が出そうになる。


幸せでいて欲しい。

頑張りすぎないで欲しい。

でも、熱すぎるスポットライトの下、険し過ぎるスターダムの途中、流した涙と汗だって眩しくて愛してるから。


どんな姿も私は涙が出るほど愛しちゃう気がする。


愛の名のもとにわがままを振りかざしてごめん。

代わりと言ってはなんだけど私も頑張っていこうと思うんだ。


可愛いあの子が眩しい特別な舞台でもう1度笑える日まで。

大好きな彼が揺るぎない居場所で愛した仲間といられるように。


私はまた無力でちっぽけな愛に鞭打たれて働こう。

どうにも出来ない運命と笑えないくらい厳しい世界、私のいる場所の遠い地平線に立っている彼らが明日も元気でありますように。

死にたい夜に見る君が愛しいって話

就職して早1ヶ月。もう2ヵ月と言ってもいい時期。

新社会人の私は例に漏れず色々な意味で意気消沈する日々が続いていた。

専門学校卒の所謂専門職で、人様の命を預かる仕事に対して自分の不甲斐なさに打ちひしがれて項垂れる昼休み。

要領が悪くて仕事を慌てて片付けるから振り返るたびに至らなさに溜息が出る夕方の帰り道。

明日の朝が来るのが憂鬱で、明日また自分が先輩の足を引っ張るんだろうなと思うと眠るのもまたなんとなく気が進まない24時。

また1日不甲斐ない自分に疲れ果てるのを思うと足が重い朝の駅への道。


私は今日も1Kの自室のベッドに早々潜り込んで、画面の中で笑っている彼を見ている。

 

彼、私の愛する唯1人のスーパーアイドル。

今日も変わらず朝も昼も夜も彼、丸山隆平くんの笑顔はよく晴れた日の朝の様に眩しくて爽やかでほんの少しの希望と強ばった身体をほっと和らげる穏やかさがある。

いつ見ても彼は可愛くて親しみやすい朗らかな笑顔が印象的で、不意に伏せた瞳の翳りや夜の海みたいに静かで底知れない鋭い眼差しを見つける度に胸は高鳴る。


単調で上手くいかない日々の彩りに、彼はあまりに鮮やかだ。


昼休みに開いたスマートフォンで彼からの言葉を受け取る度に肩の力が抜けた。

帰り道にイヤホンから流れる彼らの歌声に沈む思考がゆっくり引き上げられた。

死にたくなるような夜中に流したDVDで笑う彼は真夜中の暗い部屋に光を満たす、私の狭い世界の太陽だった。

朝の重い足取りの合間に丸山隆平くんの笑顔を思い出すと朝のほんのり冷たい風にもしゃんと背筋を伸ばせた。


彼が、丸山隆平くんが、アイドルで良かった。


広い世界のどこに居たって、何をしていたって、丸山隆平くんはきっと眩しくて愛しくて底知れないミステリアスで愛される人だっただろうな。

私が知らない世界の先でも、彼の笑顔はきっと澄み渡る青空のように小さな幸福の予感をくれるだろうな。

でも、丸山隆平くんはアイドルだ。

広い世界のなか、この日本でアイドルをしてくれる。


テレビで、雑誌で、スクリーンで、スマホで、彼は惜しみないその愛と希望を与える鮮やかな笑顔を与えてくれる。

途方も無い広い世界で、目まぐるしく過ぎる時間の中で、私はアイドルじゃない彼を見つけられただろうか?


私は彼が眩しくて熱くて足が竦むほど高いステージに立つことを選ばなかったら、この日々の彩りを得られなかったと思うとアイドルとしての彼が愛しくて愛しくてたまらない。


丸山隆平くんは太陽だ。

月だし星だし虹だし青空だし道端に咲く小さな花だし甘く蕩けるお菓子だ。

丸山隆平くんはなんにでもなれる。

私の世界の何者にもなれてしまう。


私は彼が居なかったらどんな昼休みを、帰り道を、夜中を、朝を過ごしただろう。

きっとそれなりに納得のいく日々ではあるかもしれない。


でもきっと今の鮮烈で胸に迫る感動も、希望も、知らなかっただろう。


肩身の狭い昼休みに見る丸山隆平くんはいつもの何倍も可愛かった。

疲れた帰り道に聞く丸山隆平くんの声はいつもの何倍も甘かった。

落ち込んだ夜中に見る丸山隆平くんはいつもの何倍も綺麗だった。

足取りの重い朝に聞く丸山隆平くんの声はいつもの何倍も何倍も輝いて、小さなやる気と希望をくれる。


なんでもない日々、嫌になる毎日、少し嬉しかった瞬間、私は丸山隆平くんが好きでよかったと思う。


今日も明日も私は丸山隆平くんの笑顔が好きでよかったと思うんだ。


ありふれた毎日の中に彼が居る幸せを私は最近よく感じる。

飽き飽きする毎日を、小さなエンターテインメントで彩る丸山隆平くんを私は私の1番のアイドルだと思う。


ああ、今日も丸山隆平くんを好きでよかった。

今夜も丸山隆平くんを見て眠る。

うんざりする朝を照らす彼の穏やかな笑顔を見るのを心待ちにして。

安易にこんなことを言うのは軽率すぎるかもしれないけれど死にたくなるような夜中に見る丸山隆平くんはいつもの何倍も愛しいんだ。

死ななくてよかった。こんな可愛い君を見れた。そうやって毎日思わせてくれるから。

憂鬱ばかりの毎日じゃない。

楽しい日もあるけど、誰もいない部屋の中で、いつも丸山隆平くんだけが穏やかに笑ってるから私は明日も頑張れる。


アイドルって素晴らしいな。

出逢えて良かった。


沢山いるアイドルグループの中で、私のナンバーワンアイドルグループは関ジャ二∞だ。

数え切れない人間の中で、1番の人は丸山隆平くんだ。

明日もまたきっと好きになって、明後日もまたその笑顔に魅せられる。


早く彼らに会いたいな。

彼らに胸を張って会える私でいたいな。

そうやって私は生きていくんだ。

憂鬱の夜には眩しい彼らに会える日を夢見て。


今年も愛しい夏がやって来る。

悲喜交々の初夏を超えて、夏より暑くて太陽より眩しい彼らがやって来る。


丸山隆平くんの愛する個性豊かな最高の仲間たちと、丸山隆平くんが抱き締めた沢山の大事なベース。

丸山隆平くんが、関ジャ二∞がどんな言葉をくれるだろう。

どんな顔を見せてくれるかな。

こっちも笑っちゃうような笑顔?

息が止まっちゃいそうなかっこいい顔かもしれない。

でもきっと胸が高鳴る最高の夏が来る。


彼らにも私の知らない憂鬱な夜もあったかな。


死にたくなるような夜中を乗り越えて、笑って会える日を生きる糧に私は明日も笑っているのかな。


ああ、本当にアイドルを好きでよかった。

関ジャ二∞を好きでよかった。

丸山隆平くんを好きでよかった。


希望の歌を歌う彼らに相応しい夏を私は草臥れながら、それでもそれなりに元気に待っている。

自由と貴方と私の話


「僕はもはや戻れないと思っている。自由な生活は今更無理かなと思ってる」


私の推し、丸山隆平くんはこう言った後にいつも通りおどけて笑っていた。


アイドルを好きになって、「自由」ってなんだろうって思うことは多々あった。

女性関係は勿論のこと、発言や思想のあり方、私生活の過ごし方や身内の関係、そういうプライベートな事がきちんと守られて害されないでいるのかな、ちゃんと。

好きな人には幸せでいて欲しい。

豊かで、ストレス無く、健全な日々の中で満足して生きていて欲しいし、そういう根本的な人生の満足度が高ければずっとこの仕事をしてくれると思っている。

だから、根も葉もない噂話やら私生活を追いかけ回すようなゴシップは嫌いだし、自分から彼の私生活やオフにまつわる隠し撮りやら目撃情報はSNSの中でも出来る限り徹底して見ないように、検索なんか絶対しないように避けてきた。


でもそんな綺麗事を毎日毎日考えたって結局アイドルを好きである以上、やっぱり女性関係あたりはシビアな問題だ。

私だって嫌だ。推しに熱愛が出たら寝込むし、普通にムカつくだろう。

絶対相手の女に悪感情を抱き、記者を嫌悪し、無神経な外野を睨みつける。場合によっては口汚く吠えるかもしれない。

それは絶対。すでにわかってる。私は絶対熱愛やら結婚を歓迎出来ないオタクだと。

 

自由、には絶対婚姻の自由は含まれている。

それでもそれを嫌だと思う。好きな人に自由で幸福でいて欲しいのに、自由を堂々と侵害している。自己嫌悪と正当化を繰り返しながら、画面の先の笑顔がファンのものだと安心した。

 

幸いなことに私の推し、丸山隆平くんは女性関係があまり騒がれない。

それを彼の美点と、プロフェッショナルだと称える気持ちも少なからずある。

でも同じだけ「ファンが妻」という呪縛の重さを感じる。

ファンはファンだ。流動的に加減する、個人単位ではない不特定多数の集団だ。たった一人のアイドルと、数えきれない移り変わるファン。

その関係はきっと普通の人生じゃ得難い感動や、信頼、自信、に繋がることもあるだろう。


彼がとてもファンを思い、力にしてくれているのはよく分かる。彼はよく言葉にしてくれるタイプの人だから。

エゴサーチをしているのも知っている。彼はそれを隠していないから。

ファンの声や願いにとても従順でいてくれているのも、それを彼がファンへの愛としておこなってくれているのも知っている。


そしてそれだけの制約を、人生に対する制限を、彼が彼自身に課していると私は思っている。

 

優しくて、可愛くて、ちょっと情けないけどやる時はやる、ファン思いのまるちゃん。

パッケージされた、彼の提供したいアイドル。

いつも笑っていて、楽しくて、元気な丸山隆平くん。ふざけて、いじられて、たまにきついことを言われたりしながらもいつだって笑顔の中心にいる。

そんな、素敵なアイドル。


私はそんな彼が大好きだ。

世界一愛してるし、なんて誠実に真摯にアイドルでいようとしてくれるんだろうと感動する。

彼はいつだってアイドルとして、アイドル丸山隆平として、正しい。


正しい彼を愛している。

正しくあろうと努力する心を誠意だと思う。

彼が決めた、彼の中の「アイドル丸山隆平」を正しく継続しようとし続けてくれる姿をプロフェッショナルだと思う。


だから、彼の言った「もはや戻れないと思っている」という言葉は重かった。

自由な生活を彼は捨てた。

それはアイドルとしてきっと正しい。

365日24時間、彼はいつだってアイドルになれるし、アイドルのまま。

世間で言えばそれはきっと当たり前みたいに思われるかもしれない。


記者に張り付かれても有名税、お休みの日にファンに丁重に対応するのも当たり前、発言や思考も影響力があるのだから細心の注意を払うべき、私生活も品行方正で女性関係は以ての外なのは夢を売る仕事だから義務。


そりゃそうだ。きっと正しい。

そして、彼はそういう生活を受け入れた。

自由な生活は今更無理。彼はそうやって、笑わないで言った。

それはファンに対する誠意の発言だったかも知れないし、彼が彼自身に課しているアイドルとしてのルールなのかもしれないし、真意はわからないけど。


私はそれを嬉しいとも切ないとも思った。

彼はアイドルでいてくれる。

彼はアイドル以外出来ないと、骨を埋めるとも色々な場面で言ってくれるから、その意思が変わらずそこにあることは嬉しかった。

彼はみんなのものでいてくれる。

アイドルとしてなんて、正しくて、真理なんだろう。

そう思ったし、反対に心臓が痛いほど切なかった。

 

自由な生活を捨ててしまった。

好きな人は自由な生活を二度と手に入らないし、今更不要だと断じた。

それって幸せ?


アイドル丸山隆平を愛してる。

アイドルとして生きて、アイドルとして尽くし、アイドルとして胸を張る丸山隆平くんを好きになったし世界一愛してる。


そして同じだけ人間、丸山隆平も好きだ。


本当は秘密主義で気難しいところも、小心者で自信がないところも、そのくせ頑固で波風を立てたくない割に思ったことは言わずにいられないからちょっと嫌味なのを知っている。


アイドル丸山隆平くんから零れ落ちたささやかな人間味を愛しく思う。

その小さなリアルをいつだって見逃したくなくて、垣間見れたら嬉しかった。だから、アイドルとしての正しさや彼のアイドルへのこだわりのようなものを見れば見るほど胸が痛むときがある。


ただの人間としての丸山隆平くんまで愛してしまう。

きっとそんなリアルの彼なんか1%くらいしか知らないけど、その1%すらたまらなく好きなのだ。


99%の彼を知らない。

でも、それで良かった。


テーマパークの着ぐるみの中身を知らなくていいように、きっと知らなくていい。


彼のリアルを、自由を知らなくたっていい。

100%のアイドルと1%のリアルで十分だった。

彼は何も不足なんかない、私の世界のスーパーアイドル。


彼は自由な生活を諦めて、捨ててもいいと思ってしまったのをこんなにも切なく思うのにやっぱりどこか嬉しかった。

プロフェッショナルとして、アイドルとして、彼は私が惹かれた通りの信念のまま。

彼の輝きの下でどれだけの苦悩や苦痛があったのか、私はよく考える。


勝手に光るものなんてきっと無い。

火をつけるためには何かを燃料にしなければならないし、宝石は磨かなければいけないし、星はいつか燃え尽きる。


幸福でいて欲しい。

何も失わないでいて欲しいのに、彼が自由を切り売るたびに私自身は満たされるのが切ない。


時間も気持ちも人生も何もかも、本当は他人に口出しなんかされてはいけない、かけがえのない個人の資産だ。


それを彼は切り売ってくれる。

嬉しいし、愛しい。

彼の選んだ、彼のアイドルとしてのやり方にこれからもきっと満たされ続ける。

彼のそういう態度をきっと賞賛してしまう。

 

でも、無理はしないで欲しい。

自分の人生を投げ打って欲しくないし、自分の人生を大事にして欲しい。


私が思うよりずっとそういったコントロールが上手なのかもしれないけど。

 

結婚しないでとか、髪を伸ばしてとか、わがままばっかり言ってごめんねと思う代わりに私は彼のリアルを1%以上は求めないでいたい。


潤んだ目を緊張だとはぐらかすなら何も言わない。

言葉にならない気持ちを持て余して薄く笑うなら何も知らないふりをする。

苦しさも、切なさも、幸せも、希望も、何もかも彼自身のものだ。


彼の中身がなんだっていい。

着ぐるみを無理矢理剥いで中を覗き込む趣味なんてない。


ただ、その中身を想像するのはきっとやめられないのだ。


だって、あんなに輝いて眩しくて美しくて綺麗なんだから。

綺麗な花が詰まっている、温かい炎で満ちている、星が煌めく宇宙が広がっている。


彼の心は彼だけのもので、それを分け与えてくれる分だけ受け取りたい。

自由はいつまでも彼のものだ。


全てを暴きたいのも愛かもしれないけど、私は彼が意図して分け与えてくれたものだけを受け取っていたい。


私の愛したアイドルと私の在り方がこれなだけで他の人のことは知らない。


私は私の好きな人しか知らないし、私は私しか知らない。

 

盲目に彼の都合のいい美点だけを愛してしまってるように見えるかもしれない。

でもそれで結構。

私はそういうオタクだから。


私の世界は彼がいるから天国なのだ。

アイドルという天国に彼がいるわけじゃない。


私は愛したアイドルに幸せで満たされて健全な日々の中で生きていて欲しい。

移り変わる心の中で変わらずに愛していたいと思う。


奇しくも永遠が無いことを私達は知ってしまったけど、限りなく永遠に近い時間、彼には健やかにアイドルでいて欲しい。

終わりは必ずあるけれど、その終わりをより遠くに出来るように彼が努力する限り同じように努力していたい。

 

もはや戻れないこの世界で、丸山隆平くんに幸せでいて欲しい。彼を幸せにする方法を私はずっとずっと考えていたい。

笑った顔が世界一可愛いから、ずっとずっとその顔を見ていたい。


私ももはや戻れないのだ。今更無理だ。

愛しちゃったのだから、後戻りは出来ない。

これからも飽きるほど彼の幸せと自由を祈りながら、ファンとしてのエゴに苦悩する。

苦しんで、悩んで、不要な情報に踊らされ、みっともなく喚いて、それでもきっと好きなまま。


誰のものにもならないで欲しい。

それは結婚しないでとかいうとんでもないお願いもそうだけど、結局はファンのものにもならないで欲しい。

 

いつまでも自由に、自分自身のことを何よりも愛していて欲しい。

自分のための人生を、限りある尊い時間を、自分の決めた生き方で生きて欲しい。

 


世界一好きな人だから、世界一幸せに生きてもらわないと困るので。